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【育休取得メンバーインタビュー】2ヶ月間の育休取得後、プロダクトマネージャーに昇格。育児と子育てを両立する秘訣は「自ら手を挙げること」

2021年に設立したばかりのスタートアップ企業である株式会社Sales Marker。顧客がWeb上でとった行動履歴から、その顧客の興味や関心事を読み取り、「顧客起点」の営業を行う新時代の営業手法「インテントセールス」を実現するのが、社名と同名のサービス『Sales Marker(セールスマーカー)』です。

今回は、急成長中のSales Markerで社内初の「育休取得」を実現した萬矢さんにインタビュー。さらなるキャリアアップを目指し、育休取得後は「プロダクトマネージャー」として復帰しています。育休取得に至った背景や、子育てと仕事を両立する秘訣について詳しく聞きました。

萬矢 貴之/プロダクト本部 プロダクトマネジメント部

人材系企業に新卒入社し、営業としての経験を積む。その後、会計ソフトを扱う企業へ転職し、カスタマーサクセスとして、クライアントに伴走していた。リモートワークで働ける環境を求め、業務委託による営業支援を経て、2023年にSales Markerに入社。CS(カスタマーサクセス)、ISC(インテントセールスコンサルタント)を経て、現在はプロダクトマネジメント部のマネージャーを務めている。

宮古島まで会いに来てくれた熱意に心が動き、入社を決意

ーーSales Markerに入社をした決め手は何だったのでしょうか?

 一番の理由は会社のビジョンに共感したからです。前職までの経験を通じて「次は、経営や事業の中心に近いポジションで活動したい」との思いが強くなっていた頃、Sales Markerを知りました。その際に「データとテクノロジーを活用して新しい常識を創る」という当時のビジョンを見て、惹かれました。

面接を通じて、経営陣の想いや人柄がより伝わってきたことも、決め手ですね。入社したタイミングは、まだ従業員30名規模。事業に加え、組織運営にも「手触り感」を持って関われそうだと思い、さらに魅力を感じました。

最初は業務委託としてジョインし、同時期に別の会社でも仕事をしていたんです。そのまま正社員になるかどうか迷っている時に、COOの荻原が私の沖縄の自宅まで会いに来てくれました。

当社はフルリモート勤務が基本。それなのに、わざわざ沖縄まで足を運んで、直接想いを伝えてくれました。「なぜ一緒に働きたいのか」と語る姿に、心が動かされましたね。

フルリモートで仕事を続けていけるのか、不安に感じていた部分もありました。しかし、顔を見て安心しましたし「私も会社に貢献したい」と強く思いました。

ーー現在まで、どのような業務を担当されていたのでしょうか?

入社当時は、CS(カスタマーサクセス)を担当。Sales Markerの活用方法や、営業売上をいかに伸ばしていくかについてクライアント企業にアドバイスをし、組織の一員のように伴走する仕事です。同時に、リーダーとして4〜5名のマネジメントにも携わっていました。

私の所属しているプロダクト本部は日本人の方がマイノリティな存在なんです。14カ国にわたる国際色豊かな社員が揃っていて、文化も働き方も当然異なります。そんなグローバルなメンバーやお客様と一緒になって、目標達成を目指し、企業が抱えている課題をSalesMarkerによって解決することに大きなやりがいを感じていました。

その後は育休取得を経て、復帰後はプロダクトマネージャーに就任。育休前からPdM(プロダクトマネジメント)チームを立ち上げるとの話を、CTOの陳から聞いてすぐに立候補していました。

PdMチームは「営業に強い人」「デザインに強い人」など、特定の領域に強みがある人材で構成し、プロダクトをより良くしていくためのチームとして動いていくことが目的です。

業務としては、プロダクトが掲げるビジョンに近づくために、クライアントから寄せられたフィードバックや不足機能への指摘を収集します。

直接いただいた声はエンジニアチームやデザインチームと連携し、プロダクトを改善。自分が現場で知った困りごとや要望を、直接開発に反映できる面白さを感じていますね。

初の育休取得を目指し、社内制度を整備

ーー育休を取得しようと思ったきっかけは、何でしたか? 

第二子が生まれると分かり、妻と長男のケアをしたいと思ったのがきっかけです。周りの育児経験者からも話を聞き、取得すべきだと感じていましたし、妻も「ひとりでお世話をするのは不安だ」と伝えてくれました。

ーーどのような流れで、育休取得に至ったのでしょうか?

実は、育休を取ったのは私が社内初なんです。上司に報告したのは生まれる半年前。さらに生まれる4ヶ月前からは、本格的に相談をしていました。

当時は育休制度がしっかり整っていませんでしたので、CHROの小笠原に相談し、経営陣との会議を経て、取得までの流れを整備しましたね。普段からプライベートを大切にする社風が根付いていたので、申請などは比較的スムーズでした。

取得期間は2024年3月〜5月の2ヶ月間。相談をしてから2週間で、具体的な取得日時が決定しました。メンバーからは「子供と奥さんに、時間を使ってください!」「携帯は見なくていいです」と快く送り出してもらえて、ありがたかったです。

成長する瞬間を見逃さず、集中して子どもと向き合った

ーー育休中はどのように過ごしていたのですか?

日常生活は、完全に新生児中心のリズムです。6時半に赤ちゃんが起きて、ミルクをあげてオムツ交換。さらに朝ごはんの準備や長男の幼稚園送迎で午前中が終わります。長男が帰ってきてからは少し休憩し、子どもとの時間を過ごしていました。そしてまた家事を続け、夕ごはんを食べたら寝かしつけです。

新生児は2〜3時間おきに夜泣きするので、まだ体調が回復していない妻の代わりに起きて頑張りました。

その間、携帯にはまったく連絡は来なかったです。一度だけSlackを見て「質問に答えてあげた方がいいかな」と感じたことはありましたが、私がいないと進まない状況にはなりませんでした。

引き継ぎをしっかりしていたので、仕事からは完全に離れても大丈夫だったのでしょう。メンバーが担当するクライアントについても、リーダーが一緒に引き継ぎに立ち会ってくれたので安心できました。

ーー実際に育休を取ってみて、いかがでしたか?

新生児は毎日顔が変わります。匂いや飲むミルクの量、力の強さも毎日違う。大人になると自分の成長を実感することは少ないですが、子どもは日々成長しているんですよね。子どもの成長はその瞬間でしか見れないので、本当に尊かったです。

長男の時は福岡に住んでいたので、里帰り出産した妻とは頻繁に会えず、長男の成長は写真でしか見ていませんでした。ですから、成長を一緒に見守り、実際に触れながら子育てできたのが本当に嬉しかったです。


ーー復帰後にライフスタイルの変化などはありましたか?

いえ、ほとんどありません。以前から子どもとの時間は大切にしていましたし、会社からも理解を示してくれていました。日中に少し抜ける時には、事前にチームメンバーにも相談しています。そういう意味では、大きな違いはないですし、キャリアアップにも影響はなかったです。

ーー仕事の面で、大変だと感じたことはありましたか?

2ヶ月間でプロダクトも事業のフェーズが大きく進化しており、現状を掴むのは大変でした。ただ、意思決定の場ではコンテキストをしっかり残すカルチャーが根付いているため、キャッチアップはしやすかったです。

ーー育児と仕事のバランスを、どのように両立しているのでしょうか?

育児と仕事の時間を明確に分けて、メリハリをつける様にしています。例えば、当社の子育て中の従業員の多くは、家族優先の時間帯に予定を入れないようにブロックしています。共有カレンダーにも反映して調整していますね。もちろん子どもが病気になった時にも、遠慮なく休めます。普段から勤務時間を調整しながら、工夫して仕事に本気で向き合っていると思います。

また月1回の東京出張以外は、基本的にフルリモート勤務です。出社も選べますが、子育て中やローカルエリアに住んでいるメンバーはフルリモートを選択できます。働き方の融通がきくので、子育てはしやすいですね。

それから、福利厚生の一環でホテル代がお得になるサービス「リゾートワークス」も活用しています。出張時だけでなく、家族旅行にも使えるので社内でも好評です。

ーーこれからも安心して働き続けていけそうですね。

どんな社員に対しても同じですが、分からないことはなんでも教えてくれる環境があると感じています。気軽に聞きやすい環境なので、引き継ぎもしやすかったですし、お互いにサポートしあえている。

スタートアップの変化は1ヶ月であっても非常に大きく、従業員数が30名単位で増えることも珍しくありません。2ヶ月も休むと「違う会社みたいだ」と感じましたが、すぐに情報をキャッチアップできるように協力してもらえました。

当社は働きやすい環境だけが整っているわけではなく、スタートアップ企業ならではのシビアで緊張感のある一面も併せ持っています。

スピード感を持って仕事に集中しつつ、家族との時間も調整できる。そんな環境が整っていますし、自分から積極的に手を挙げれば協力してくれる風土があります。従業員1人ひとりの人柄の良さも、働きやすさにつながっているのではないでしょうか。


私たちは、当社のビジョンに共感し、既存の枠組みを超えて様々な挑戦をしてくださる仲間を募集しています。少しでもご興味を持っていただけた方は、ぜひカジュアル面談で一度お話ししましょう!

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