![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/173221325/rectangle_large_type_2_a0b77002cc1f7ebb36e768d36cd39b25.jpeg?width=1200)
【イベントレポート】「営業はもっと楽しくなる」 ── インテントセールス2.0、斎藤工さんと共に新時代の幕開けを発表
1月21日、私たちSales Markerは、世界初の“インテントAI”を搭載した新しい営業体験「インテントセールス2.0」の発表会を開催しました。
会場に設置された真っ青なテントが、いつもの記者発表会とは一味違う雰囲気を演出。そこから繰り広げられたのは、まさに新時代の営業体験を体感するデモンストレーションでした。
本記事では、大盛況だったイベント当日の様子を中心に、進化したSales Markerや私たちの目指す未来について、改めてお伝えしたいと思います。
「インテントセールス2.0」の真髄に触れる
![](https://assets.st-note.com/img/1738743364-rGiI7s8lohZcbKN9C6QkOdUP.jpg?width=1200)
今回、斎藤工さん出演のSales Marker新CMで取り上げられた、イン“テント”という新鮮な演出。
それを施すべく、会場には真っ青の大きなテントを設置し、不思議なイベント空間を創りあげます。このテントから堂々と登場するSales Markerアンバサダーの斎藤工さんをゲストに迎え、インテントセールス2.0を実際に体験していただきました。
![](https://assets.st-note.com/img/1738743329-BqOKSmsTkcRyIHE13wbFDGWX.jpg?width=1200)
![](https://assets.st-note.com/img/1738743382-POb7UpYEZvm5Cdl9uit0kWGA.jpg?width=1200)
「デジタルツールには苦手意識がある世代なんです」と語る斎藤さんですが、果たして、その苦手意識を取り払うことはできるのでしょうか……?
![](https://assets.st-note.com/img/1738743406-XQ0178UPBwbYS9xCkftgAojW.jpg?width=1200)
実際にデモを行なってみると、あっという間にターゲット企業の選定から商談獲得までのアプローチが可能な様子。クリック回数はたったの4回ほど、時間にしても5分ほどと、従来のプロダクトから大きな進化を遂げ直感的な操作が実現された新しいSales Markerを前に、ワクワクのご様子です。
![](https://assets.st-note.com/img/1738743428-gLM0UDFqAhdfiQtc8YCk9Ku7.jpg?width=1200)
これまでの画面上には50個以上あった操作ボタンを大胆に整理し、まるでゲームのような直感的なインターフェースとユーザー体験に刷新。
インテントセールスの実践レベルに応じてユーザーランクが上がる「ランク機能」や、商談獲得に向けて必要なアクションを実施できる「ミッション機能」、他のユーザーと行動量や成果で競い合う「ランキング機能」も搭載し、ユーザーが楽しみながら成果を上げることができる仕組みを実現しました。
たとえば、オフィス移転を検討している企業に営業をしたいと思った場合は、そうしたニーズのある企業をピンポイントで発見し、担当者へのアプローチ文面までをAIが自動生成。
しかも、このAIが生成する文面は、人間が作成した場合と比べて3〜5倍もの高い反応率を記録しています。さらに、ベストなチャネルとタイミングでのアプローチをAIが自動実行します。
![](https://assets.st-note.com/img/1738743462-KMWFu5ZAClQUsHbYTo2wrxEG.jpg?width=1200)
AIを活用しながらも、ただ機械的なだけではない営業プロセスをその身をもって体感してくださった斎藤さん。
デモが始まる前には少し不安そうな様子も垣間見えましたが、「Sales MarkerのインテントAIは、人と人とが近づいていく感覚がありますね」と、嬉しい言葉で私たちの目指す未来を表現してくださいました。
![](https://assets.st-note.com/img/1738743491-dTuQlLmq3hwgNcDB98KvRCSp.jpg?width=1200)
ちなみに、ログイン画面で「職種:営業部長、年齢:20歳」と入力すると、すかさずAIが「年齢を確認してください」と、予期せぬアラートを表示。「これは厳しく取り締まられましたね(笑)」という斎藤さんの軽妙な反応に、会場は温かな笑いに包まれました。
AIは「人と人とをつなぐ」存在に
![](https://assets.st-note.com/img/1738743518-rDGYj35qxsH8KQNZk4OFzyhd.jpg?width=1200)
デモ体験を終えた斎藤さんと代表の小笠原によるトークセッションでは、より深い議論が展開されました。
「正直に申し上げると、僕たち中年の年代は、AIに対して乾いた印象や誤解を持っていることがあると思うんです」と切り出した斎藤さん。「でも実際に使ってみると、むしろ人と人が近づいていく感覚がある。この発見は大きかったですね」と、AIのイメージがガラリと覆る体験になったよう。
![](https://assets.st-note.com/img/1738743534-SmH90qcfZnGuxUOoFsrh45vz.jpg?width=1200)
また「日本人って、営業されている側として、少し距離を置いてしまう傾向がありますよね。でも今回のシステムは、その隙間、その壁みたいなものが、どんどん薄くなっていく印象を受けました」という斎藤さんの指摘に、会場からも柔らかく頷く様子が見受けられました。
さらに、俳優としてだけではなく、映画監督としても活躍される斎藤さんならではの視点で、話題が展開されます。
「実は私、ライフワークとして移動映画館をやっていて、被災地や避難所での上映活動を行なっているんです。特にローカルエリアの高齢者の方々と接していると、こういったテクノロジーの利便性をもっと活用できる可能性を感じます」
![](https://assets.st-note.com/img/1738743557-m1r4WhjSICaF38GbLOvBfEul.jpg?width=1200)
私たちのサービスが、単なる営業支援の枠を超えて、より大きな社会課題の解決に貢献できる可能性を示唆していただいたのです。
「より多くの場所で雇用を生み出せる可能性がある。たとえば児童養護施設出身の方々が、より働きやすい環境づくりにも使える。そういった未来が見えてきました」
この言葉に、小笠原も深くうなずきます。「私は青森県の出身なので、地方の消滅可能性都市の課題がとても身近なんです。営業支援というと効率化のイメージが強いかもしれませんが、むしろ人と人をつなぐ、そんなツールにしていきたい。Sales Markerを通して、そうした未来を描きたいと思っています」と、セッションを締めくくりました。
「ヒューマン・セントリック・サービス」が拓く新次元の営業体験
![](https://assets.st-note.com/img/1738743580-Go5uRh64ZlU8e2m7XxWLz3QA.jpg?width=1200)
最後のセッションで小笠原は、まずSaaSの歴史を振り返ることから始めました。1999年のクラウド化以降、システム中心の変化が進み、そして2023年からは生成AIブームの到来。しかし、そこには一つの違和感があったといいます。
「AIを中心に業務が設計され、人間はどこにいったのか──。多くのSaaSやAIサービスは機能が先行し、システム中心の設計になっています。その結果、高機能なサービスでも現場に定着しないケースが多い」
この課題に対する答えを、小笠原はAppleの例に求めます。かつて、スティーブ・ジョブズは、たくさんのボタンがあったスマートフォンを見て「これでは使いにくい」と考え、マルチタッチという革新的な技術で、より直感的なインターフェースを実現。人間中心の設計へとパラダイムシフトを起こしました。
![](https://assets.st-note.com/img/1738743595-CS3REQwv2iUYa9NsXAxGhkBd.jpg?width=1200)
そして現在、AppleやTeslaに代表されるように、デザイン思考やユーザーエクスペリエンスの重要性が高まり、「人間を中心とした設計」がスタンダードになりつつあります。
そこで今回提案されたのが、“ヒューマン・セントリック・サービス"という概念。私たちは、インテントAIとゲーミフィケーションという二つの重要な要素を組み合わせることで、「誰もが思わず熱中し、かつ成果を出せる世界」を目指し、世界中のSaaSやAIの常識に一石を投じる人間中心のサービスを実現したいと考えているのです。
ヒューマン・セントリック・サービスに進化したSales Markerにより、多くのビジネスパーソンのパフォーマンスが最大化され、持続可能な事業成長を叶えられる状態をつくりたいのです。その必要性を、小笠原は「AI時代だからこそ、人間中心の設計が重要になる」と強調します。
インテントAIが実現する新しい経営モデル
そして、このヒューマン・セントリック・サービスを実現する核となるのが、インテントAIオーケストレーションです。これは、企業の成長に必要なすべての事業領域において、人々の意図(インテント)を理解し、最適な形で連携させていく仕組みを指します。
![](https://assets.st-note.com/img/1738743612-6FMlbQJVEwGR3r9N25xPKqg8.png?width=1200)
たとえば、ある従業員が新しい事業アイデアを持った場合を考えてみましょう。インテントAIは、その従業員の意図を理解し、事業開発領域でマーケットのニーズを分析。それをもとにマーケティング領域でインテントの創出方法を検討し、セールス領域で最適なアプローチ方法を導き出します。
さらに、プロダクト開発領域では商談から得られたニーズを即座に反映させ、採用領域では必要な人材像を明確化。ファイナンス/M&A領域では、これらの活動を支える精緻な事業計画の立案までを、すべてインテントAIが支援します。
![](https://assets.st-note.com/img/1738743625-3ehEN2rIHYCRF6JD0ZqvxkoP.jpg?width=1200)
また、そうしてインテントAIを活用した先に訪れる未来の理想の姿として、私たちSales Markerが提唱する独自の経営手法「インテント経営モデル」の存在もあります。
![](https://assets.st-note.com/img/1738743635-j9U48yZ0vlbFSPn5kOBYNwRz.png?width=1200)
1970年代からピーター・ドラッカーは「経営の本質は、従業員の自己実現欲求を満たすことによって、組織の成果を最大化すること」と説いてきました。しかし、これまでの経営では、この理想を実現するためのテクノロジーが不足していました。
私たちは、まず従業員(メンバー)のインテントを理解し、そこから組織全体の成長を導くことで、この理想を実現します。具体的には、「メンバー(従業員)インテントを活用した組織のインテントホイール」と「顧客インテントを基にした事業領域のインテントホイール」を組み合わせた新しい経営スタイルを確立。
これは、どの企業もまだ成し得ていない革新的な経営モデルですが、インテントAIという技術によって、ついに実現可能となりました。
![](https://assets.st-note.com/img/1738743651-uhVBagP8YiJw0dMWvy7l2moe.jpg?width=1200)
今回のイベントの締めくくりでは「全ての人と企業が、既存の枠を越えて挑戦できる世界を創る」というパーパスの実現に向けて、企業価値評価額10兆円という大きな目標も示されました。
そうした未来を踏まえた今回の新たな概念に象徴される新しい営業体験は、私たちの描く大きな未来への第一歩。人間中心の設計思想に基づき、AIが人々の意図を理解し、それぞれの可能性を最大限に引き出していく──そんな新時代の経営モデルが、ここに始まります。